ふぁいぶマン 福祉に生きる者

福祉の仕事、福祉の資格取得の勉強方法に役立つこと、福祉に関することを書いています。また、自分が読んだ本で役立ちそうな知識を、福祉と絡めて書いています。

知的生産×福祉 これからの日本で生き残る手段

福祉でより良い人生戦略を!

どうも!!!

社会福祉士と精神保健福祉士を保有し、

ケースワーカーとして働いている

ふぁいぶマン(@fiveVshahuku)です!

 

今回は、

・福祉業界で働いていて、

 不安を覚えている人

・今後の日本で生きるために

 何をすべきか悩んでいる人

そういった方々に向けて、

記事を書きましたので、最後まで、

読んでいただくと幸いです。

 

本日の午前、下記の記事を書きました。

 

www.swgmwg.com

 

とても後ろ向きな記事を書き終え、

これから、どうすべきなのだろうか・・

と、自分自身、悩みました。

そんな悶々とした気分を抱え、

本屋へ寄り、ある1冊の本を買いました。

その本とは、、、

知的生産術

 

なんとなく、タイトルに目が留まり、

家に帰って、読むと、

自分の中で、

しっくり来たものがあり、

買って、読んで良かったと

思いました。

この本から学びとったこと、

活用できる知識を3つに絞って

書いていきたいと思います。

 

 

 最初に・・・本書の紹介

本書は、立命館アジア太平洋大学

(APU)学長である、出口治明氏

が書いた本です。

日本以外の国はGOP(国内総生産)

が上がっており、

更に労働時間が少ないです。

しかし、日本は労働時間が諸外国と

比較して多く、それにも関わらず、

GDPが低い状況です。

本書では、

日本

→2000時間以上働いて、実質GOP成長率は0・9%

・ユーロ圏

→約1300時間~1500時間働いて、実質GDP成長率は1・9%

と書かれています。

そんな日本が今後、生き残るため、

ひと昔前のような長時間働いて、

成果を上げるのではなく、

頭を使って、業務を効率的に

行うべきだと主張しています。

➀昔の日本と現代の日本は違う

ここでいう昔の日本とは、

高度経済成長期頃のことを

指しています。

そのときの日本は、多くの

工場があり、車や家電製品などの

部品を作っていました。

当時は、365日24時間、

フルで工場を稼働させたほうが、

物が多く作れ、その分売れて

いました。

つまり、働けば働くほど、

稼ぐことができていたわけです。

本書では、これを

「工場モデル」と述べています。

今の日本はどうでしょうか?

人口が減り、需要が減ったため、

国内の購買需要が減っています。

そのため、長時間働いても、

それが成果につながるとは、

限らないのです。

そのため、「工場モデル」

働いていては、今の日本では、

通用しないのです。

福祉の世界でも、

「工場モデル」を脱して

いかないと、働き手が寄り付かず、

現場が回らないかもしれません。

そのためには、今後、

次の項で語るようなことを

実行していく必要があると

考えます。

 

②長時間労働は非効率

本書では、

「長時間労働を続けると、生産性が落ちる」というデータは山のように存在します。

と書かれています。

また、次のようなことも

書かれています。

10の成果をだすために「8時間働く社員」と、「10時間働く社員」を比べたとき、生産性が高いのは、明らかに前者です。

これらのことから、

本書では、長時間労働を

否定しています。

長時間働いたとしても、

それはやった感が出ている

だけで、成果で出ているとは

言えません。

福祉は対面だけでなく、

多くの事務処理があり、

長時間労働が増えている

一要因です。

それをIT技術などで、

効率化することで、

事務員の方を少なくし、

その分、介護士、

生活支援員を増やせるのでは

ないかと考えています。

現場で働く職員が増えれば、

多くの人数で回せ、

事故が減り、余計な

仕事が発生しなくなります。

そうすれば、イレギュラーな

業務が減り、定時に

上がることが可能と

なってくると考えます。

 

③無減代

本書では、短時間で多くの

成果を出すように書いています。

そして、その指針となるのが、

無減代です。

これは、本書にて、次のように

説明しています。

「無」・・・なくす(無視する)

→この仕事は本当に必要だろうか?なくても困らないのではないか?

「減」・・・減らす

→この仕事はもっと減らすことはできないか?

 これまで10枚で書いていたレポートを3枚に減らせないか?

「代」・・・代用する

→この仕事は、他の何かで代用(使い回し)できないか?

つまり、仕事を効率良く

行うために、今のやり方を

疑い、時間を生むように

することです。

私は前職で、障がい者支援施設で

働いていました。

そのとき、必ず朝礼がありました。

この朝礼は、前日の利用者の

様子や特記事項を読み上げる

時間でした。私は、

「別に送りのときに、

担当から引き継がれるから、

わざわざ朝礼は要らないのでは?」

と思っていました。

また、業務の流れも、

教えてもらった方法ではなく、

業務に著しく支障が無い場合、

変えていました。

あなたが、今やっている方法は、

本当に効率的なやり方でしょうか?

「守破離」

という言葉があります。

最初は先輩から教えてもらった

方法でやってみて、

工夫できそうなところは、

工夫して、生まれた時間で、

新たなサービスが提供できないか

頭を使って作り上げましょう。

 

最後に・・・

これから日本はますます、

厳しい状況になってくると思います。

福祉は需要はあると思いますが、

収入が上がるとは到底、

思えません。

・介護事業所は最多の倒産、

・医療、介護の支出は増え続ける

・生産年齢人口の減少

これらの要因から、

福祉職は、業務は増えるが、

収入は増えないと考えます。

しかし、中には、自ら副業して、

本業以外から収入を得ている

人がいます。その一例として、

介護ブロガーの「たんたん」さんです。

また、支出を減らすことで、

少ない収入でも満足のいく

人生を送っている人もいます。

大事なことは、

自分で考えて、実行する。

知的生産を上げることです。

本書では、そんな知的生産を

上げる方法が書かれています。

今後、来る、日本の状況に備え、

本書を読み、知的生産術を

身に付けていきましょう。

 

👇のほうにリンクを貼って

おきますので、本書が気に

なったという方、購入して

みてください。

 

最後まで、読んでいただき

ありがとうございました。

 Twitterなどでコメントを

いただくと幸いです。

 

 

知的生産術

知的生産術

  • 作者:出口治明
  • 発売日: 2019/03/22
  • メディア: Kindle版